KiM 3rd FULL ALBUM「朝月夜」

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3rd FULL ALBUM「朝月夜」発売にあたりKiM Vo.江頭、Gt.JJとのインタビュー!第4期メンバー初のオリジナルアルバムの曲解説や制作秘話を収録。結成30年、バラエティーに富む楽曲ながらも、シンプルでストレートなパンクロックへの忠誠心を色濃くし表現したアルバムを令和の世に突き付ける!!

〜お疲れ様です。先ずは乾杯!

江頭:やっとアルバムのミックス終わったわ。迷ってた曲順も確定(苦笑)

JJ:大分、掛かりましたね(苦笑)

江頭:3ヶ月掛かって出した答えが、耳千切れるぐらいの爆音設定やから

一同笑

〜早速ですがアルバム製作の流れや、収録曲について語ってもらいましょうか

江頭:もうレコーディング、ミックスと色々有り過ぎて、どこから語り始めたらいいのか分からんけど、、、

〜(笑)では1曲目から語って下さい。まず曲タイトルから

江頭:「剃刀みたいな月」これは結構後半に完成した曲やね!1曲目にしようとして作り出した曲。

JJ:結構アルバム全体で主要な曲が出来てから、一曲目にする曲や、最後にする曲みたいな振り分けに応じた曲創りで進行して創った曲ですね。

江頭:1曲目に関しては、元々原案は幾つもあったんやけど、ボツになったんがかなりあったよなあ?

JJ:数えきれないぐらい(苦笑)

江頭:こういう感じにするってイメージは決まってて、不気味さを感じる、真夜中から朝焼けの輪郭が出てくる地平線感ってどうやって表現するねんって所からで、中々苦労したわ。

〜(笑)暗いままでなく、夜は明けないと始まらないもんね!

JJ:でも最後出来上がった曲は、夜は明けましたね!

江頭:そう、明けた!最後の最後のフレーズで、真っ暗の中から薄っすらと、地平線に太陽が上がってくる感じは表現できたと思うで。全体図までは辿り着いたんやけど、途中の漆黒の不気味さの雰囲気が中々出てこなくて、その漆黒の闇のフレーズも含め大活躍するメンバーがいてね(笑)俺とJJはアルバム全体の雰囲気に情熱傾け過ぎててね。未来志向というか前向きなものに傾倒してたから、漆黒の闇は出せなくてね。

〜ある意味ポジティブハードコアやね(笑)

江頭:昔みたいに、怒り狂って何もかも足りひんって言ってた時は、そういうフレーズもすぐ出てきたんやけどね。それが全然出てこないって時に、よく考えたら何回も逮捕されてて、執行猶予中のメンバーに任したら闇の部分の音を創れるんちゃうかって任せたらドンピシャ、震えたわ!それがウチのドラムの加老戸君です。

一同笑

JJ:細かい上音なんかのエッセンスを入れたりは有りましたけど、カロさんがそのフレーズ持ってこられてから、完成までは早かったと思います。

江頭:1曲目から2曲目に入ると同時に朝日が上がってくる感じ。アルバムタイトルでもある「朝月夜」の様に、月が沈みきらない中で広がってくる朝日の流れで2曲目が始まる。この感覚で曲のイメージだけ伝えてたから、ちょっと迷路に入ってたんやわ。

〜それこそ、メンバーで朝月夜を迎えて感じてみるぐらい難しい感覚ではあるもんね。ではその夜明けを迎えた1曲目からの2曲目を。

江頭:2曲目は「骸に悪名」MVにもなる曲。3曲目の「K.C.H.C WARRIOR」と最後まで曲順を迷ってた。「K.C.H.C WARRIOR」はオムニバスアルバム「FxOxU rulerz」にも入ってるし、ライブでもやって一体感や勢いは抜群なんやけど、今回は新メンバーでの初めてのオリジナルアルバムって事もあるし、今回のアルバムはJJとの曲創りが多い中、新メンバーのカラーが出てるこの曲で行こうって事で「骸に悪名」を2曲目に。歌詞に関しては、えげつないぐらい描き直したから。仕上がる前の歌詞の内容からしたら、最後の曲かってぐらいの内容の時もあったぐらいやし

JJ:大分変わりましたもんね。この曲の曲順に関しては、歌詞の内容で結構変わりましたもんね。中盤にしようかって時もありましたし。

江頭:だから歌詞が完成したのはアルバム制作の中で最後になったかな。2曲目仕様というかKiMってバンドの心意気を切り取れる内容にしたわ。

JJ:楽曲に関しては、好きに創ってみてといわれた曲で、メロコアでも使えるリフやフレーズになってます。

江頭:メンバーがどんどん介してきて、結局KiMになってまうんやけどね。

一同笑

JJ:愉しいですけどね!こんな感じで歌が乗ってこういう雰囲気に変化するんやなあと。

江頭:MVにもなるし音源を手にする前に曲は聴けるけど、実際歌詞カードを見て欲しいねんな。歌ってる言葉と、歌詞カードに載せてる言葉が違うねんな。歌にする時はこの抽象的な言葉で歌ってるけど、歌詞カードにはきっちり「答え」が書いてある。だからここではその「答え」は言わへん(笑)

JJ:見てのお楽しみですよね(笑)まずは聴いてみて、それから歌詞カードを見ながら聴いてみて。愉しみ方が増えますもんね!

江頭:聴いたら多分押しまくってる歌詞に聞こえるし、その意味も込めて書いてるけど、それって人それぞれの、、、何て言ったらいいかな、、、? あかん!「答え」言いそうや(照笑)

〜では「答え」はCDを買ってもらってからということで(笑)次、3曲目「K.C.H.C WARRIOR」これはさっきも話しに出てたし、KiMのライブに遊びにきてる人は知ってる曲やね!

江頭:この曲が唯一、今回のアルバムと同時発売する再発盤「名もなき矜持」の時の第3期のメンバーから原案があって、現在の第4期メンバーとの橋渡し的な楽曲やわ。

JJ:僕が入った時にはほぼ形は出来上がりつつありましたもんね。

江頭:第3期から8年、オムニバスの「FxOxU rulerz」ベストアルバム「WEST KYOTO H.C」九狼吽とのSPLIT「Fighting our upsets」JJ以外のギターも倉大輔(ex.STIR UP SHIT Gt)、コウちゃん(UPPER Gt)と経て今のメンバーやしね。あっそう言えばもう1人いたな。

JJ:居たような気がしますね(笑)確かKBSホールでの「武骨夜」は弾いてたメンバーが(笑)

江頭:今はFRONT OF UNIONのウェブショップで、発送作業を仕切ってやってくれてる頼もしい奴やけどね!こういう歴代の流れもあって2曲目案もあったんやけど、歌詞もゴリゴリKiMってバンドを押し出す内容やしね。ただライブでやりまくってて、そのノリをそのまま音源にも出そうって形で録音したもんやから、はちゃめちゃになってミックスは相当苦労したわ。

一同笑

〜確かに展開の多い曲やから、ライブではガチャガチャになりがちやもんね!

JJ:洋二さん(KiM Gt)が入って、ノリ重視していこうって流れの中で「K.C.H.C WARRIOR」でのノリがハマって、ライブでよく演る様になりました。その勢いと流れでレコーディングに入ったんでね。ライブバージョンみたいな感じになって、仕上がり聴いた時には、ライブでは逆に落ち着いてやらなあかんなってなりましたもん(苦笑)まあオムニバス「FxOxU rulerz」とも全然違うんで。ここも聴き比べてもらえたら愉しめると思います。

江頭:そういうノリの部分でいうとミックスは苦労したけど、レコーディングは気分良くできたんちゃうかなと。

〜そういうば今回は初のプリプロからのレコーディングやったんやね?

江頭:そう今回、リズム隊に関しては、プリプロを元にレコーディングするって始めたんやけど、実はこれ嘘で、プリプロで勢いよく元気伸び伸びやってくれたらいいしなって促して、その録った音をそのまま使うっていう。

一同笑

JJ:騙しきりましたね(笑)どうしても、よし!録りますってなると、力が入りすぎてしまうんでね。

江頭:前半1日目はめっちゃうまい事いったんやけど、2日目はその嘘がバレてるから、ラフになり過ぎて大変やったわ(苦笑)次のレコーディングは緊張感も踏まえた形も考えながらやね。今回のアルバムのテーマは、ノリを大事にするって点は重要やったし、その点はうまく出来たけど無茶は無茶やったなと。ボーカルは後入れやから苦労しまくったわ(苦笑)

〜では次4曲目、タイトルは?

江頭:「夜から夜へと跋扈する」この曲は早い段階から出てきてた曲やな?

JJ:リフでいうと、アルバムのイントロを創ろうってなった時に出てきたリフで、数あるボツになった中で生き残って完成までいけた曲ですね。展開とかは江頭さんの中にしっかりあって、それにフレーズやリフを乗せていった形ですね。

〜最近のライブで、あのイントロがあるっていうのは、フロアから見ててもだんだん高揚して戦闘準備が整いやすい様に感じるわ

江頭:曲の形としては1曲目「剃刀みたいな月」に近いかもね。歌詞は結構お気に入り。

JJ:いいですよね!バンドマンの歌というか、内容的に共感するバンドマンは結構いるんちゃうかなあと。

江頭:曲に関してはそんなに難しい事はやってないやけど、後半の方で迫り上がってくる所に、今までのKiMにはないメタリックな部分を、色気を出してどんどん追求してもうてんな。レコーディング撮り終わった後に、俺らは一体何をしてるんや?ってなってん(苦笑)

〜新しいおもちゃを手に入れて遊びに没頭する感覚やね!

江頭:どうしても週末のライブでBEYOND HATEや鐵槌らと対バンすると、曲創りに影響するねんな。ちょっとメタリックになったりね。多分そのタイミングの時期だったと思う。いや、絶対に対バンしてるし(笑)でもちょっと似てるフレーズやと思ったら避けるんやけど、対バンしたバンドを見てこういうライブできるんやったら、こういう曲もいいっなて感覚は取り入れる。だから後半だけかなり録り直したけど、その香り、ヘヴィさは残してるで!

JJ:拙いですけどね!大分(笑)

江頭:後半部分の迫り上がり部分は、聴いて欲しいな。特にJJのチョーキング!

JJ:やった事がなかったんで、上手く表現できてるかは微妙なんですけど、アレはアレで結構気に入ってるんですよ!

江頭:俺も気に入ってるで!まあどう捉えるかは、聴いたあなた次第という事で。

JJ:ライブに遊びに来た方は、JJ頑張ってるなって応援して下さい。宜しくお願いします!

一同笑


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