IKKI NOT DEAD vs FRONT OF UNION レーベル代表 サシ呑み対談(前編)
HATANO氏(HAWAIIAN6, IKKI NOT DEAD), 江頭(KiM, FRONT OF UNION)による、堺ミーティング前日の夜に行われたレーベル代表同士のサシ呑み対談。きたる8/18に京都MUSEで開催されるvs企画に向けて、インタビューを中心とした酒場での対談をおこなった。知られざる話が満載の貴重な内容、まずは前編をどうぞ。
HATANO(以下: H):インタビューって久々で、以前にメールインタビューはあったんだけど、メールインタビューって文章にしたら意外とドライになるっつーか、すげえ思ってる感じと違う形になっちゃうんだよね。それから出来るだけ、メールインタビューはやめてくれっつったんだよね。
江頭(以下 : 江):このウェブマガジンでは基本的に、サシ呑みスタイルでインタビューをしようと思ってまして…。KOさん(SLANG)にも、やりましょうねって言ってるんすよ。でもお前これほとんど使えないんじゃないの、って言われたんすけど(一般の)雑誌じゃないんで、いけますって言いました。なので普段通りで、いきましょうって。
H : まぁーね。誰かがNGを出すわけじゃないんだし、もうそんなに攻めてるフリーペーパーってあんまないじゃん。
江 : そうすっね。まぁフォローアップも、やめてしもたんでね。フォローアップが、廃刊ならんかったら(F.O.U TERMINALは)踏み切らなかったです。それでこういう流れになるんであれば、レーベル的に全部乗っかったろやって。ガンガン、いったろうぜって流れっすね。
まぁ楽しくやりましょう 乾杯‼︎
江 : あーそうそう、とりあえず先に、前回石巻で渡せなかったコンピ(FxOxU rulerz)渡しますわ。
H : いやーいいアイテム作ったねー。こーゆーさぁーコンピとか、今の世の中的に…
江 : そう、今やるかねって言う。
H : いや、やるべきだと思うんだけどね。
江 : せっかくレーベルやってて、ここまで面白くなってきたんやったら、やりたかったこと全部しようや言うて。
H : でも音源てさぁ、ストレートに言えば、デカい財を残すって甘いことは今の世の中もうないけどさ(笑)
江 : そうなんすよね!まぁこのコンピを使って、どうライブを組むかのためのコンピなんで。
H : 結局CDは、理由になればいいだけのことでね。
江 : 新ネタを先に聞けますよ、ってくらいの感じで、結局やるのはライブなんでね。
H : CDをすげえペースで出していって、それも何かの理由になればいいのかなって思ったけど、ただやっぱりライブを長くやってたら、やらなくなる曲が増えるじゃない?それが1曲でも減るようにするのは課題だし。
江 : そうっすね!アルバム出すたびに、今回のこの曲と、この曲とこの曲は生き残ったなっていう、そんな言い方ですしね。
H : 皆んなそうだな。
H : いろんな事情を加味したら出来なかったんだけど、俺たちも一度エコーズをオムニバスのDVDにしようと思ったことがあってね。出演バンドが30で、各バンド数曲ずつ入れようとしたら、DVDの尺に全く合わないっていう(笑)
あと、映像の許可がおりるバンドと、おりないバンドが当時あったりとかでね。でもさぁ、俺らがガキの頃のオムニバスのお得感っていったらね。ライブで対バンにいっぱい出てもらってやるのも、オムニバスの要素なんだけど。はじめましてを楽しんでくれって言う。だからやっぱ、なくしてほしくないんだけどね。
江 : でもやっぱ、採算が悪くなるんすよね。コンピとかオムニバスは。
H : 工夫して、出し続けてるところを残したいね。
江 : やっぱハードコアボール(Straight Up Recordsのシリーズ化している名作コンピ)以降のコンピって、ヒット作はハードコアにはないと思うんで。
H : ハードコアボールってさぁ、今振り返ってもスゲェメンツばっかりじゃんね。
江 : 僕たちからしたら、あれをやってみたいんですよね。現役で単独出せるバンドも、これから打ち出していこうってバンドも参加している形で。色んな人が、色んな角度から見てもらえるっていうのが、1番良い理想な形で。だから俺は結構好きなんすけど、世の中的にはコンピは…っていうね。
H : あれって、なんでなんだろうね?
江 : 多分、自分の好きなバンド以外はいらないんでしょう。
H : まぁそうだね。自分の好きなバンドですら選んで。2曲ぐらいチョイスして落として、他は聞かないとか。極端に言うと、PVの曲だけ見てるとかそんな話もたまに聞くしさ。
江 : ライブでもそうですもんね。こっちが良いなって思ってる組み合わせよりも、ツーマンの方が入ったりするんですよね。
H : 確かにワンマンとかツーマンとかは、長く見れる良さってのはあるけどね。でも昔、好きなバンドのライブ見に行く時に、3バンドだから持ち時間は45分だろうなとか、考えたことなかったけどな~。何バンドだろうが、好きなもんなら見に行ってたよ。
江 : やっぱその感覚とか、パンクロックのライブってのは、そういうもんやと思うんですけどね。
H : 15分かも、30分かもしれないけど、これ見逃したくなかったっていうライブを見れた喜びの方が、俺はライブハウスの思い出としてはある。
全てのライブが、持ち時間とかそうなればいいとは思わないけど、ただそんな時があったり、こんな時もあったりってのが、あったらいいんじゃないかなと俺は思う。
全てのお客さんに、それを求めようとは思わないけど、せめて演者側にはその感覚を持っていてほしいな。
江 : 俺ら、ハワイアンに呼んでもらったり、他のバンドにも呼んでもらったりしますけど、ハワイアンのお客さんは結構鍛えられてますよね。そういう意味で、色んな場面場面で、楽しめるっていうね。そうじゃないバンドも結構いるんでね。そのバンドオンリーみたいになって…そういうバンドは、ワンマンの方が入るんでしょうね。
実際に対バンなった瞬間、あれ?このバンド、結構盛り上がるイメージなんやけど、っていうような。対バン形式になった時に、そのファン層が今日はしんどい、と思ったら来ないんすよね。
H : まさに○○○○○○がさぁ、△△△△△のツアーに何回も誘われてて、あんまり断るのもアレだろ、つって出たんだって。そしたら、1ミリも興味を示されなかったって。でもさぁ、あのバンドのあのクオリティーに興味を示さないってのは、じゃぁ何を聞くんですかって思うよね。
江 : ファンを鍛えられてないんでしょうね!
H : ほんとに。○○○○○○が言ってたんだけど、あんなに響かなかったライブは初めてだって(苦笑)
江 : あの○○○○○○がねぇー(苦笑)
H : あのバンドが1ミリも響かなかったら、誰が響くんだって。
江 : もうあれちゃいます?火を吹くとかー。
H : MILK COWだったら、響いたかな?
一同:(笑)
江 : 俺らもたまに呼ばれて、その系統いるんですよね。ファンが仕上がってへんけど、バンド側だけがやりたいやりたいってなってしもてて。やっぱその前に、自分らのお客さんに遊び方を教えたれやって、思うんですよね。
H : バンドはさぁ、自分たちが好きだから呼んでる訳で。俺たちは、こういうルーツも聞いてきて、やってきたんだよってのを知ってもらうために呼んでるんだし、それをわざわざお金と時間を使って来ているのに、休憩時間みたいにしちゃうってのがね。人生の無駄遣いっていうか、俺らの感覚からしたら、ものすげえ勿体ないよね。
江 : 2極化してるんですよ。アイドル化してファンクラブ制みたいなバンドと、どーんと構えて、どの場面でもやっていくバンドと。
H : 今のフェスみたいにさぁ、何曲か知ってるバンドが、それなりに出てて、なんとなく平和でワーワー言える環境っていうのがみんな楽しいのかね?俺にはちょっとわかんないけど…。
それだったら1曲もわからなくても、猛獣の檻の中に放り込まれたような、何が起こるか分からないって、あのスリルの方がよっぽど堪らないんじゃないかな。
江 : まさに、そうエコーズですね‼︎
江 : エコーズは、正にそのスリルを体現してる形で。
H : あのイベント以外にも、自分たちのツアーにパンクやハードコアのバンドに出てもらってるじゃない?やっぱそういうの見てたお客さんを、振るいにかけたってわけじゃないけど、そういう人たちが残って、あのイベントを支持してくれてるんだと思う。もう誰も不思議がらないし。
江 : やっぱ、エコーズのバンドの選定って絶妙やと思うんすよ。対バンして温度を感じたバンドをフックアップするじゃないすか。だから、そらそうなるわなってね。だから、ただの猛獣じゃないんですよね。でも、猛獣の中にも、ものすごくいいもの持ってるのに自分たちの世界だけでええわって言うて、交流を拒絶しているような、勿体ないって思うバンドもおるんすよ。ハードコアできっちり頑張ってんのに、あれはあれでビビってるんですよ、外の世界に出て評価されることを。だから虚勢で言うでしょ「俺らはいいねん」って。いや、違う違う自分らが、飛び込んで負けるの怖いんやろって。
H : 俺らも逆があるじゃない。どっぷりハードコアのイベントに、呼ばれた時にこれはぁーって…まぁ逆も然り。でもあれを、楽しめなくなったらねぇ。昔やってたブッキングってああだったし、誰もYESじゃない中で、ブーイングしか聞こえない中でのライブで、あの感覚で俺たちは関係ないんだって、自分たちのためにやってるんだって言って、やりきってきた人たちが、20年30年と続いてきているバンドだと思ってるから。自分たちが対バンをして、同じ温度だと思って声をかけた人たちに、NOって選択肢をあんまり考えてなくて。みんな面白そうだなって思ってもらえてると思うし、本来ライブって、そうあるべきだろうしね。
江 : 閉鎖的な中でやってるバンドの企画は、見に行ってもしんどそうすもんね。ただ減っていくってだけで…。
H : 鐵槌が出てくれてショージさんと話した時に、バンドは同窓会みたいのを繰り返すんだったら演る意味がないと思ってる、新しい出会いを面白いと思っているって言っててね。
でもさぁ、エガちゃんたちのフィールドの中でもさぁ、何やってんだお前ら、みたいな奴もいるわけでしょ?
江 : いますね。そういう奴らは、誘われれば出ますけど、こちらから誘うことはないですね。ハードコアだけでやるっていうのもいいんすけど、根性ないハードコア呼ぶんやったら、畑違いでもめっちゃ頑張ってるバンドやったり、めっちゃかっこいいバンドの方を呼びますね。京都って街でイベントやった時に、お客さんが楽しんでくれるのはどっちや言うたら、名前だけで向上心のないバンド見たって、お客さんもわかるんでね。
H : 見てる側って、伝わっちゃうもんね。
江 : だから、もう何年も前から、ジャンルで選ぶことは無くなりましたね。
H : 俺ももう、そういう感覚はなくなったね。ジャンルなんて何とも思わないし、もう好きか嫌いかってだけで。
江 : もう、かっこいいバンドって枠組みなら、とにかく一緒にやろうって思いますよね。さっき言ったようなバンドと対バンしても、勝ち負けってわけじゃないですけど、まぁ100パー勝つんんすよね。対バンしてても、面白くないんすよ。
H : うまくは言えないけどさぁ、本物の人であればある程、ジャンル的なことを口に出さないしね。絶対見てくれてて、ジャンルで否定はしないしね。
江 : 良いバンドか、良くないバンドかのジャッジはきっちりしますけど、もうジャンルではねー。パンクが好きかなって位で。
バンドでも、ジャジーでかっこいい大人のかっこよさとかって、あるじゃないですか。それよりどちらかと言うと、ライブで踊れるバンドの方が俺は好きですね。やっぱりパンクの方が、感情移入がしやすいですわ。
H : やっぱ、でかい音が好きなんだね。
江 : しかし、こないだの石巻は良いイベントでしたね。
H : あの時、ショージさん(鐵槌) とタツヤ(locofrank)と喋ってたんだけど、ショージさんがlocofrankの曲で、お客にダンスさせる曲があるじゃない、あれって何でするの?ってタツヤに聞いたら、折角だしこういうことをバンドでやってみようかなと思って、ってタツヤが言って。そしたらショージさんが、ハワイアンにはそういう選択肢あるの?って聞かれてさ。いやー俺たちには無いですし、やりたいと思ったことも無いですって言ったら、そうかぁー俺も思わないけどってショージさんも言って、タツヤがちょっと落ち込んでさ。
そしたらショージさんが言ったワケよ、山の頂上は一個しか無くて、同じ頂上を目指してても、道は何本もあるんだ。お前らは違う道を選んでいるだけで、頂上に向かっている気持ちさえあれば同じだって。
すげえいい話だなって。タツヤの顔みたら、血の気が戻ってたよ。
一同:(笑)
江 : その表現わかりやすいですね。僕ら、BEYOND HATEとスプリットも出してますけど、同じハードコアでもスタート地点が全然違うんですよ。どちらかって言ったら、相反するアプローチだったんで。お互い30を超えた時に、街を背負うスタイルっていう共通点で、道が重なったんですよ。
H : 俺は、両バンドともよくやってる仲間だから分かるけど、あの面構えを見て、若かりし頃にいきなり仲良くやりましょうってことは…
一同:ありえない(笑)
江 : ここまで生き残ってるバンドは、一個や二個は修羅場をくぐり抜けて、バンドをやり続けられるか、問いながら乗り越えたバンドばっかりなんで。全然知らないバンドでも、名前を聞き続けているバンドと歳がいいところで出会うと、ライブ見たらわかるんですよね。多分、色々あったんやろうなって。
H : まぁ色々あるけど、だいたい30か35とかぐらいに、1回は辞めるって話になるんだよね。
江 : ハワイアンも、メンバーチェンジありましたもんね。
H : そう丁度、ベースが辞めたのが35位だったかな。辞めたときの理由も理由で、家族の反対とかもあったし、その時ツアー中に車で事故ったのがあって、当時のベースの家族にもう普通のおっさんでいいし、ツアー出るたびに毎回死んじゃうんじゃないかって、そんなこと考えたくないって言われた時に、本人も色々と思ったらしくてね。
けどその事故った次の日が、アグロナックルの企画だったわけよ。飛ばせねぇから、とりあえずtiny7行くぞって。
一同:(笑)
江 : それも含めやっぱり、家族の理解は大事すよね。実は石巻の前日が、親族のお通夜で、石巻の当日が葬式やったんすよね。でも家族の方が、僕は石巻に行く形で話を進めてくれてましたし、まぁもしその時にこっちをって言われても、ライブを選んでましたけど。
H : 俺も、自分の親父が死ぬ時にちょうどツアー中だったんだけど、俺は親父が死んだらどうしようって思ってたわけよ。だけど、死ぬ親父に何があっても絶対に、お前はライブをやれって言われたよ。楽しみに待っててくれる奴がいるんだったらそっちへ行け、戻ってくんじゃねーって言われた時、ビックリした。
まあ自分の中の常識みたいな話をした時にいつも思うけど、最終的に心の中で思ってることって、バンドマンなんてそんなできた奴いねーし、そんなできた奴になろうって思ってたら、端からこれ選んでねーよってね。
世の中的にさぁ、これ言ったらソッコーで世間に叩かれるだろうけど、誰かがパクられたとかニュースになるじゃない、でもバンドの世界だったら、だからなんだって話でね。
なんでパクられたとか罪状がどうとかどうでもいいけど、ただ先輩たちにも言われたことで、俺もそう思うのが女子供の問題だけはダメだって。
江 : 女絡みは特にみっともないっすよね。僕もそう思います。
H : 過去がどうとか学歴がどうとかじゃなくて、ステージの上に立ったらカッコいいってのが俺たちのバンドへの憧れだし、そう思ってやってるしね。
江 : もうみんな、背負ってますもんね。折り合いつけた奴が、あのエコーズの日に、山ほどおるってことっすもんね。
H : これも家族の話なんだけどさぁ、こないだチビのお迎えに行ったわけよ、DUB4REASONのTシャツを着て。そしたら、幼稚園の女の先生が何人かいて、その中に男の先生が1人いて、入り口でおはようございますって挨拶して入って行ったら、あっDUB4REASONのTシャツいいですねって言われて、おおー君わかってるねって返したよ。
一同:(笑)
H : いい幼稚園だなぁと思った(笑)
江 : 僕もあんまり声はかけないですけど、街中で自分が知ってるバンドのTシャツを着ているのを見ると、思わず声掛けますもんね。いいTシャツ着てるやんって。でも本人は知らなくて、たまたま着てる場合もあるんすよね。
H : ただの古着として、着てるパターンね(笑)
H : まぁでもそういうのは見てても嬉しいし、こないだエガちゃんも言ってたけど、KiMと一緒に演るようになって、俺らを見に来てた子たちが、俺らが出てない時にKiMを見に来たりしてるって。
江 : IKKIのTシャツやハワイアンのTシャツ、よく見るようになりました。
H : 嬉しいよね!自分たちの好きな音楽を、自分たちのことを好きな人が好きになってくれるって。これは純粋に夢なんだけど、エコーズをずっとやり続けて、何て言えばいいのか…いつか自分たちが1番アウェイ?って言うのかな~、そんな風になったら面白い(笑)
自分たちが好きなバンドを呼び続けて、自分たちのこと以上に周りがそのバンドを好きになってくれて、さぁ主催者、最後に何やってくれるんだって、やってみろよって、3000人ぐらいの奴らに挑戦されるっていうね。
でもそれが、もうなりつつあるし。アウェイってのは言葉が少し違ってフラットっていうのかな。段々そうなりつつある感じがして、スゲーいいことだと思ってる。
江 : 無条件のトップランカーでなく、あくまで実力で、あの日のトップランカーになるってことっすね。
H : あの日に出てるバンドって、全員それを思ってるよね。
江 : 取りに行ってますよ全員。エコーズあれは 甲子園 なんでね。全員、優勝目指してますもん。特に俺らの周りは、あそこに出るのが目標になってますし。
H : うれしいよね。見に来る人たちもさぁ、出演者バリに見に来る目標になってほしいよね。数あるイベントの中で、あれは唯一無二だって思ってもらえたら嬉しいし、日本中にこんなオールジャンルなイベントが今は少なくても、これからもっと増えていってほしいね。
江 : 世間一般でよく言われるフェスってのは、どちらかと言えば苦手な感覚なんですけど、エコーズはみんなも好きで、もちろん僕も好きで、フェスと言うよりも、俺の中の表現方法で言ったらライブハウスの遊び方の究極形態なんすよね。
H : ステージ4個あるじゃない。あれ、ライブハウス4件まとめただけだから。
一同:(笑)
江 : でも、その単純なイメージでやろうと思っても、出来ないからこその甲子園なんすよね。エコーズがなかったらKBSの武骨夜はなかったですしね。あの究極形態を、見てしまったらやるしか…