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江頭:レコーディングご苦労様でした。早速やけど俺も同じボーカルやん、16曲大変やったやろ?リリックも全部シゲやろ?
shige:大変でした。色々苦労しました。コーラスは違うけど、リリックは全部自分で書いたから(苦笑)
江頭:16曲分の歌詞の棲み分けって大変やったんちがうの?
shige:結構、書き溜めててね。STRIKE OUTを辞めてから、ちょっとだけラップをやってた時のリリックを、どうにも思いつかない時にアレンジして落とし込んだりしたりして。この曲が全部とかはないんだけど要所要所に入ってる。
江頭:俺もその手法使うんやけど、自分自身振り返った時に結構いい言い回ししてたりするねんなあ。
shige:時間差でまた映える言葉もあったりね!
江頭:STRIKE OUT以降の言葉や感情やったりも含まれてるんやね。バンド自体を全くやってない時期もあるの?
shige:少なくても5〜6年は何もやってない時期があった。STRIKE OUTは英詞がほとんどで、1人で書いてた歌詞は日本語だったのね。いつかバンドやるなら日本語でやりたいとは思ってた。それでヨシヒロ(CiG Ba)から誘われた時に、日本語でやってみたらいいんじゃないって、メンバーからも OK出たんで今の形になったんだよ。
江頭:英詞と日本詞って良し悪しあって、メロディー乗せるなら英詞の方が乗せやすいやん。
shige:最初の方は、メンバーからもはっきり歌いすぎるから(日本語だと)、もうちょっとサザンみたいに崩した感じがいいんじゃないってね。未だに難しいって感じる時はあるけど。
江頭:日本詞で書く方が、言葉として直接的に伝えやすいけど、それを歌に乗せるとなると実際日本語の方が難しいからね。とにかく歌い回しが苦労したのが分かるし独特で良かったわ。
shige:ありがとうございます(照笑)確かに何回も何回も合わせて、調和できていったかなと。今までは客観的に聴いてくれる人も周りにいなかったし、レコーディングはほんとに苦労はしたけどいい経験だった。
江頭:レコーディング前に岡崎で会議した時に、これはバンドが次へ進む為の、修羅場のレコーディングにするぞって言うてたのが、まさにそうなった感じやね。
shige:レコーディングに入って、声の出し方の癖を気付けたのもそうだし、エンジニアの岡崎さん(STUDIO ZEN)で良かったなと思う。辛いだけではないけどまさに修行だったなと。
江頭:どの曲が1番苦戦したの?
shige:始めた時は、ゴリゴリのハードコアじゃあないよねって思ってて。ラップやってたのもあったしミドルな感じかなと。でもやり始めたらギアが入り始めて、やっぱりハードコアの血が騒ぎ始めたって言うか、、、ブランクがあったし、それに追いつく為にトレーニングはしたね。1曲目の「Blue Desert」は、デモで録った時の音が悔しくてね。ライブではずっとやってたから、意識しながら馴染んでいった。そこで掴めた感はあったね。
江頭:お気に入りの曲は?
shige:8曲目 「偶然の街」自分の実家は、山口宇部って所なんだけど住んだ事がなくて、そこに移り住んだ時に街の事が分からないから、暇過ぎて遊ぶ所もどこにあるかも分からない状況で。その知らない街をドライブして、海に行ったりして詞を書いてみたっていう(照笑)歌詞の中で防波堤が出てくるんだけど、それはその海を眺めながらイメージした歌詞で。個人的に井上陽水に影響を受けてて、陽水の曲を聴いてたら画が浮かぶ、ドラマが浮かぶ様に感じてたから、このCiGってバンドでもその景色が浮かぶようなものが表現できたらなと。
江頭:歌詞書く人間にしたら、景色が浮かぶってのは憧れやし、それは極みの領域やな。シゲは京都にも住んでた事があるし、山口の実家そしてここ岡崎。俺は他の街に移り住んだ事がないからなあ。
shige:親が転勤族みたいな感じで、瀬戸内沿岸を転々ね。広島や岡山にも住んでたし、生まれは四国なんだけど。小学生の時に山口に引っ越して高校までいて、18歳の時に進学で岡崎に来た。京都も行きたいと思ってたんだよね。エガちゃんの生き方も羨ましいなって所もあるんだよね。
江頭:俺はその生活の中で、追求していってここまできてしまったけど、色んな街を移り住んだ中で見る景色は、同じ日本の中でもまた別物やろうしね。ヨシヒロとシゲと俺は同じ歳やん。このアルバムはしっかりした目線で、ちゃんと年を重ねた奴の音になり言葉になってると感じたわ。それが若い奴にはおっさんやなと、捉えられるかもしれないけど、逆にいえば若い奴には見えてない、出せない部分やと思う。俺らももうすぐレコーディング始まるから、同じボーカルとしてふんどし締め直さんとって思ったわ。
shige:個人的な話になっちゃうけど、影響を受けたのはUS オールドスクールのMINOR THREATとかだから英詞でやってたけど、今は等身大でやってみたいって欲求が生まれたのね。等身大でチャレンジしたいって。
江頭:このシーンを極めたものを見せるっていうのでなく、シゲという人間の言葉をメッセージに乗せたり、シゲ個人のライフスタイルを表現できる領域まで魅せれるとんでもない新人バンド(笑)
shige:どう思われてもいいから、思う様にやってみようって事ができるバンドだよね。
江頭:これはCiGのテーマでもあるんやろうけど、拘りは山ほどあるけど、しがらみはない。結局色んなものに拘ってきたから自分自身があるわけやん。自身が確立されてるし勝負したいから、しがらみの中にいる必要は何もないもんね。
shige:表現者としてKiMのライブを観た時に、うまく言葉では言い表せないんだけど、グッときたんだよね!グッとくる「何か」思わず拳を上げたくなる様なグッとくる表現を、俺もやってみたいと思ったのね!しかも同い年なんだっていう。メンバーにもKiMみたいな決まり文句をMCでお願いしますよって言われてね。本気で考えたんだけど難しいし、凄ぇーなーって思った。
江頭:それこそ20代で「俺達は〜俺達の街で〜」ってセリフを言った所で、通じないし響かない。その街のルールってのもあるし、やはり経験を重ねた上でお客さんもグッとさせれてるんやと思う。
shige:俺も山口からこっちに来てるわけやから、最初愛知スゲェなって食らったよ。また岡崎と豊田と名古屋でも雰囲気も違うしね!
江頭:そういう色んな刺激を受けた感性の部分でいうと、シゲはアーティストとして別の顔というかグラフィックの方(disacof)もあるやん。今回のジャケットもそうやし。こないだ電話でも話してたけど、そこの部分は自分の作品とCiGの作品とはちょっとニュアンスが違うって言うてたよね。
shige:CiGのアートワークやる時は、イメージはメンバー全員で決めて俺が具現化するスタンス。自分の作品は自分でイメージして、思いつくままに描いてる。
江頭:FOUの中でもシゲのアートワークを、UM8(EX-C Vo) やテツヤ(THRH Vo)はめちゃくちゃ好きらしくてね。CiGがFOUからリリースするって決まった時はテンション上がってたし。
shige:ほんと光栄です!
江頭:ところで、、、今回のジャケットのイメージは?
shige:これはねぇー、ヒデ(CiG Gt)をモデルにして描いたんだよね。めっちゃ弱そうなキャラクターにしてみました!
一同笑
shige:弱そうに描いたのは意図があって、アルバムタイトルの「ALWAYS RISING AFTER A FALL」っていうのは「七転び八起き」弱くても、タンコブできても、また起ち上がるぞって意味。これもメンバーで考えてね。
江頭:ヨシヒロやと思ってたわ
一同笑
shige:メンバー皆んなのイメージを形にできたかなって。
江頭:あとFOU通販用にシゲのアートワークを特典にしたら喜ぶ人も多いとは思うんやけど。
shige:それもイメージしててね。CDのブックレット(歌詞カード)はシンプルにして、CiGをイメージしたビジュアルのアートワークを特典に持っていこうと考えてる。スタジオ終わりにメンバーとの会話の中のノリで、生まれたイメージやキャラクターはできてきてるよ。
江頭:特典としてもやし、CiGってバンドのイメージを伝えるにもいい感じやと思うわ。
shige:特典に関してはテツヤ君が提案してくれてね。
江頭:テツヤは熱狂的やからなあー ところでKiMのロゴはいつ描いてくれるの?
shige:描きます!オッス!!
江頭:水田君(EX-C Gt,HAWKS Ba)が制限かけてきてるんやけど、KiMがロゴ描いてもらうんはいい、FOUもありやろ。けどFNRだけは止めとこって言うてた。
shige:F、N、R…
江頭:FIVE NO RISK!
一同笑
江頭:じゃあ最後に。メンバー全員聞いてるんやけど、アルバム発売されて色んな街にツアーに行く。行きたい街、やりたいバンドってあるかな?
shige:山口は演ってはみたいけど、20年ぐらい離れてるから街の状況が全くわからないのよね。でも演ってみたい街ではある。居たのが福岡よりだったから雰囲気も違うしね!
江頭:下関にもライブハウスがあるらしいんやけど、KLAXIONが北九州で隣街ってのもあって関係があるからその流れで行くのもいいんじゃあない?まぁ先ずは豊田WAON、そして京都MUSE。MUSEはFOU全バンド総出演の「F.O.U rulerz 」
shige:楽しみで仕方ないね。宜しくお願いします!
江頭:ここからバンド人生、大いに咲かせたいよね、大満開に!後は散っていくだけ。綺麗に散るためには満開に咲かそうぜ!俺らこれでは散りきれん。もう一花、咲かそうぜ!
次週Vol.2へ続く
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