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江頭(KiM Vo)

今作、KLAXION「アヴァンギャルド」を聴いて、KLAXIONと行ったボロックスのインタビューでボーカルのブラウンが語った「北九州について」のフレーズが物凄く印象に残っている。
「個性的でちょっぴり変、素敵なアツい町」正にこれこそがKLAXION
今作「アヴァンギャルド」の音源も正に「個性的でちょっぴり変、素敵なアツいアルバム」
そんなアルバムって最高って事でしょ

話は遡り、今回のアルバム制作はスタート時から色々とバンマス(笑)&ドラムの中山氏からイメージや方向性を聞いていたので、ある程度の途中経過も知っていた分、アルバムを通して聴いた時に最初に聞いていたイメージをここまで完成させたかと正直驚いた。
ブレない意思、それを具現化するKLAXIONの心と技をキッチリ音源に放り込んだ傑作になってると僕は思っている。

個人的には同じパートであるボーカル、ブラウンの歌詞の世界観にいよいよ他の誰かじゃないブラウンの言葉の世界がしっかり僕には届きましたよ。
それを何かと説明するのは非常に苦手なんやけど、何というか…
乱暴な言葉使いや、斜に構える姿勢が無くなったわけじゃなく、ぶっきらぼうな何やったら言葉使いは前作より悪くなってる?(笑)
けれど、その言葉達がより体温があって、平たく言えば優しささえ感じる訳ですよ。
もっと言わせてもらえば、人への、町への、音楽への、ずっと深く愛しささえ言葉に宿しているとブラウンの歌詞に僕はヤられた訳ですよ。
ちょっとアツくなってしまいましたが…日本語の日本のロック「個性的でちょっぴり変、素敵なアツいバンド」
日本に数多くあるバンドがチャレンジしているが、体現出来るバンドはどれぐらいあるのだろうか僕は知らないけれど、一つだけは知っている。
それは北九州、雑食楽団4人組「KLAXION」


タジリテツヤ(THRH Vo)


KLAXIONの新しい音源’アヴァンギャルド’を一足先に聞かせてもらっている。レビューを書く時、いつも思うのだけど自分自身の音楽の知識の無さ、というか、音楽的な背景を言葉で具現化するのがド下手である。だからどうしても自分の感じる空気感を伝える、という事になってしまう…いつもコレで良いのか、と思いながら…今回もご容赦下さい。

さて、今作も素晴らしい作品なのは間違いない、そう思いながらも一旦’早く聞きたい’という気持ちを落ち着かせて聞いてみた。

コレはKLAXIONの10曲でした。それも前作よりも多幸感に溢れる10曲だという印象。前情報が何もないまま聞いているが恐らくコロナ禍での制作となったと思う。その中でも音楽をやる幸福感が滲み出ているというか。そこにKLAXIONの本来持つ疾走感とブラウンの醸し出す刹那感が相まっている素晴らしい10曲だ。

実在しないGT400だったり、ポンティアックだったりとまた違う、デボネアみたいな重厚感も感じる。KLAXIONの持つルーツとそこで育まれた優しさを感じるからなのだと思う。KLAXIONという新しい車に乗って晴れた日も雨の日も風の日も、一緒に出掛けたくなる。デッキには’アヴァンギャルド’を入れ、心地良い音で流しながら。

それと避けては通れないのはブラウンというボーカリストの書く歌詞について。聞いていると人によって色んな風景を思い浮かべると思う。多分ストレートなんだと思うんだけど、十人十色の何かを感じさせるという事はストレートじゃない気もする。ブラウンは同い年で会うと色んな話をするんだけどそんな彼の素敵な人間性、もっと言えばマナブとアッちゃんとオジキの、KLAXIONの素晴らしい人間性を体現している。

‘アヴァンギャルド’という言葉は’前衛的’と和訳される事が多いけど元々は軍事用語で’挑戦する姿勢’や’戦う気概’を表す用語でもある、との事だ。

北九州という地で培ったKLAXIONという優しい獣たちははハードコアやパンクだけじゃなく全てのレベルミュージックを内包し爆発させている。アヴァンギャルドの名の下で革命を起こしているのがこの作品なのかな、と思った。


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