2020の10月にアルバムを2枚同時発売したかと思えば、その年の12月には札幌のTHE KNOCKERSとのスプリットEPをリリースしまして、2020の後半はコロナ禍にあっても結構バタバタしてました。このライブアルバムは2021の1月に行われた火影での6th,7thアルバム、スプリットEP発売記念ライブ録音になります。(FIVE NO RISK Vo.TEPPEI)

実際は30数曲演奏しましたが、エンジニアに払うギャラと収録時間の兼ね合いにより、
CDでは20曲収録となっております。
その20曲を順追って紹介致します。
まあ誰も興味無いのは分かります。
自傷行為かつ自慰行為みたいなものです。

1.イエスタデイ
THE La’sの「THERE SHE GOES」に憧れて作りました。アルペジオとシンプルさの中にあるこだわりを表現したくて、
雰囲気で持っていく曲を作りたかったのですが、やはり上手くはいきません。個人的には好きな曲です。
知り合いが亡くなって通夜での思い出を詩にしました。
6th/2020「クラヤミノメダマ」

2.KEEP YOUR BEATS ALIVE
ライブのアタマにやれる曲、
一つのリフで最後まで引っ張ろうというコンセプトで作りました。
曲タイトルはQUEENの「KEEP YOURSELF ALIVE」からパクりました。
この曲でライブ盛り上げるぞ〜と期待してましたが未だ盛り上がった試しがないです。
5th/2017「Kite」

3.GREAT LIVES
昔のメンバーからは不評で押し入れに入ったまんまのやつを引っ張り出して再構築した曲です。泣き疾走系の曲が作りたくてやってみました。イントロは秒殺エンドルフィンというバンドにギターピロピロしてる曲があって、それにインスパイアされたのだと記憶してます。喧騒の中にいても自分の踊り方で生きていこうぜ。って曲です。
5th/2017「Kite」

4.DAREDEVIL
B-SIDE APPROACH的なゴツゴツしたHCがやりたくて作りました。作り始めは、
おっ!っと思いましたが仕上がると、フゥってなった曲です。よくある事です。
締め切りがないと何も出来ないタイプの自分に捧げた曲です。因みにデアデビルとは怖いもの知らずって意味ですが、毎日怯えて生きてます。
7th/2020「FROM THE STICKS AGE」

5.SENSITIVE BABIES
勿論BAD BRAINSを意識しました。
全くそうはならなかったですが。
歌入れセンスの無さを痛感しました。
情報過多な時代に向けた曲です。
7th/2020「FROM THE STICKS AGE」

6.泥仕合マイスター
スタジオで急遽曲を作らないと!となって
勢いで作りました。リフはギターのダッチに
とりあえずなんか弾いてとお願いしたのを記憶してます。彼はエルレガーデンのつもりで弾いたようですが、1ミリも近付ける事の出来なかった一品。
泣きながら歌詞書いてそのまま歌録りという
なんともお粗末なタイムスケジュールで数多くある歌い直したい曲の一つです。
split EP/2020「SERENDIPITY」

7.DRIVE IN MY STEREO
Slaughter and the Dogs「Situations」
のシンプルなコード運びとメロディに感化され作りました。まあご多分に漏れず全然違うモノになりましたが、この脱力した空気感は嫌いじゃないです。もう少しこの路線を詰めて曲作り出来たらなと考えてます。
夜の湾岸線をボリューム上げて好きな曲ばかり流しながら走る歌です。

8.分かってる俺が悪いのは
よく失恋の歌でしょう?と聞かれますが違います。いや別にそれでも全然構いませんが。
当時、まあ今もですがライブの打ち上げ行ってやらかして懺悔の繰り返し。少なくとも身の回りにいてくてれる奴らぐらいは笑わせたいなと考えておる訳ですが中々そうはイカの金玉であります。
今のメンバーになって2番目ぐらいに出来た曲です。ベースのヒラノがFUCKED UPに刺激されてリフを持ってきたのを良く覚えています。
5th/2017「Kite」

9.SELF ENCOURAGE
どちらかと言うとこちらの方が失恋の後濃く残った曲であります。落ち込んでるだけやと前向けないし、もう自分で自分を鼓舞するっきゃナイトと言った具合で書いたのを覚えてます。ツアーから帰ったら彼女は愛想尽かして出て行ってるわ、火影のライブ中に背骨は折れるわで中々精神的にハードな時期でした。何週間も家に引きこもって歌詞ノートと睨めっこしながら作ったアルバムの中の一曲です。こりゃライブで披露したら絶対盛り上がるゾ!と思ってたら、これも全く盛り上がらなかったです。
4th/2015「SELF ENCOURAGE」

10.STILL ALIVE&KICKIN’
2011年ごろに在籍してたスミダが持って来たリフをリメイクして復活させた曲です。
彼お得意のカラッとした楽曲に祭囃子を添えてみました。彼がそれを聴いて、「そっちか〜」と喜ぶでも落胆するでもない微妙な意見をくれたのを覚えてます。
岡山DANCE MY DUNCEの「Thirty age」
ラフィンノーズの「THIRTY」にリスペクトを込めて。
4th/2015「SELF ENCOURAGE」

11.MASTER VIBRATION
沢山のコード進行をパクってかき集め作られました。IGNITEの「OUR DARKEST DAYS」
が出た頃で穴が開く程聴きました。
半分以上はそこから拝借しました。
2008千葉でIGNITEとご一緒出来たのは最高の思い出です。
まあアレほどの美声で歌える訳もなく、ただただ叫び散らすだけになりましたが、故郷の友人に再会出来る高揚を歌詞にしました。
1st/2010「MY PULSE」

12.BLIND RAIN
この度のライブアルバムに新しめの曲が多いのはそもそもレコ発ライブという名目だったからですが、これに関してはPA,エンジニアの音無君がライブで最高の音を作ってくれた事に感謝して挿入しました。しかしこの手のサウンドも中々モノにならないです。兎にも角にも稚拙という他無い。詩もなんだか暗くなりがちです。
7th/2020「FROM THE STICKS AGE」

13.心のアンプ
和風テイストなパンクロックがしたくて作りました。なんだかウキウキしたくて。
北九州KLAXIONの影響もありそうな気がします。
5th/2017「Kite」

14.GRIND TO THE HIGHERGROUND
今のメンバーになって初めて作った曲です。
ドラム前原はバタバタしたノリが上手く表現出来ず疾走感を出すのに苦労してました。
今ではなんだか僕が怒られてばかりです。
曲中のアヤヤーヤーみたいに叫んでるとこは
アンジー「天井裏から愛を込めて」をパクりました。
5th/2017「Kite」

15.リピーター
これはモロです。The Who 「Baba O’Riley」からパクりました。こんな分かりやすいところからパクるなんて。メンバーは意外にも別にいいんちゃう?みたいな感じだったのでそのまま進めちゃった感じです。
この辺りにくるともう諸々枯渇してまして、
詩なんかどうでもいいモード入ってました。
人間て変わらんよなあ〜みたいな歌です。
そのうちニュータイプな人間が誕生して
我々の価値観は淘汰されていくのでありましょうか。
6th/2020「クラヤミノメダマ」

16.クロスワードドランカー
この曲をスタジオに持っていった時は
メンバーは、ええ??聴きどころはどこ?
全然分からんけど、って反応でして、V.Aに参加する曲で時間も無いしとりあえずやってみて!と。でも程よい脱力感もあって良い曲になりました。
みんなで酒飲みながらクロスワードを完成させよう的な。Bachoキンヤに軽く捧げてみました。かつてのPALMメンバーと呑んでる時に、お前は泥水の中でしか生きらへんやろ?って言われて、成る程!と思ったのを記憶してます。
随所にパンチラインが散りばめられてて、
僕としては珍しく納得のいく詩になりました。
3rd/2013「ART IMITATION」

17.夜の背骨
これは2005年結成間もない頃、ベースのヒラノがまだギターパートだった頃に彼がこのリフを持ってきました。堺のスタジオで夜中2人で僕がドラムを叩いて曲にしたのを覚えてます。このころはインスト曲だったのですが、
DEEPCOUNTを聴いてポエトリーリーディングをしたいと思い再構築しました。
イベントの終わった火影のバーカウンターで1人お酒を呑んで物思いに耽ってる時をイメージしました。
1st/2010「MY PULSE」

18.TONIGHT
夜の背骨に続く曲を作りたくてものの15分ぐらいで出来ました。なんか良い事言うてそうなんですが、まあシコシコしようぜって歌です。
今夜はシコシコしまくるんだ!って熱い気持ちが溢れ出た佳曲です。
1st/2010「MY PULSE」

19.Mr.ナチュラリー
2006年頃に元ネタはあったのですが、
当時のメンバーでは中々形にする事が出来ずお蔵入りになってた曲で、大幅なメンバーチェンジの後に作り直しました。
明るい感じでラフに踊れるロックナンバーにしたかったのですが、「NHKみんなの歌」的な仕上がりになりました。まあこれはこれでアリかなと。歌詞の内容は勿論、和歌山の金太郎ことマサカリのソウタに捧げた曲です。
いつも難産な僕がスラスラ言葉出てくるので、やっぱソウタやなあとニヤニヤしながらペンを走らせたのを記憶してます。
2nd/2012「NOW HERE MAN」

20.LOVE&PEACE&HATE&WAR
RAMONES「kkk took my baby away」
のドラムに痺れてスタジオでドラムから作りました。リフはとりあえず適当にやってみたやつがそのまま採用となりました。
これどうなんやろうかな?と曲作りに勤しんでいるとPALMトシが、お?新曲か?ええやんええやん!って図々しくスタジオに入って来たのを覚えてます。
2nd/2012「NOW HERE MAN」

あー!!やっと終わった!しんど!
もう絶対やらへん。
というか誰が読むねん。
誰が興味あんねん。
オナニー中のオナニーやないか。
しかも射精したけどなんかスッキリせんやつやん。
もしここまで熱心に読んでくれた奇特な貴方には俺の使用済みオナホールプレゼントするわ。
演奏も歌も稚拙なこのライブアルバム聴いてもらって、気になった曲があれば
スタジオ録音のオリジナルアルバムにも手を取って頂けると此れ幸いに候。
合掌
バイちゃ。

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