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サシ呑み対談2

江 : 昭司さんから見て、FRONT OF UNIONってどうです?

昭 : 俺の中では、音楽を、一生懸命真面目にやるっていうイメージが無くて、勝手気ままに、やるもんだって思ってたから新鮮だった。互いにアイデアを出し合って、高めていくっていうのも、良いもんだね。

江 : 今の時代やから、この形になったんかもしれないですけど。FRONT OF UNIONは、音源作ったし出してくれへんって、言われて出すとかではないんで。レーベル所属になると、スタッフとしても動いてもらうんで

昭 : D.I.Yな感じだ。

江 : FRONT OF UNIONじゃあなくても、一本でやれるバンドじゃあないと、入れないんで。

昭 : 確かに強くないやつ集めて、群れたって足枷になるだけ。

江 : 一匹狼の群れじゃないと、意味がないと思うんですよ。一人一人が1本でやれないと。傘の下に入りたいってノリで、言われても無理なんで。

昭 : 当たり前だよ。皆んな、俺が1番と思って演ってるはずだから。

江 : 負けそうじゃないと嫌なんすよ。対バンするのも。

昭 : そそ!勝てるバンドと対バンしても、燃えないもん。

江 : 手を抜くわけじゃないんですけど、全力が出ないっていうか。

昭 : 偉そうに言うわけじゃないけど、「このバンドと対バンするの?!」って時があるよ。

江 : そやし、ライブで納得させてもらわんと、ナメたまま終わってしまうんで。

昭 : こないだ浜松で見たKLAXION、カッコよかった。全然タイプが違う感じだけど。

江 : FRONT OF UNIONは、音の縛りは一切ないです。KLAXIONも、北九州で独自路線でやってるんで。基本FRONT OF UNIONは、スカウトで入ったバンドが、多いんですけど、珍しくKLAXIONは、志願してきて入ったんで。

昭 : なんで鐵槌は、スカウトしてくれなかったよ?

一同 笑

江 : 鐵槌は、スカウトするも何も、完全体じゃないですか!スカウトしていいんやったらしますけど(笑)でも、自分らで成しえへんままで、鐵槌と並ぶって事自体が、自分が納得できないんで。

昭 : それが当たり前のことなんだけど、そんなことも分からないヤツがいっぱいる。

江 : バンドマンのキャリアとしたら、年齢的にも、昭司さんの方が上なのは当たり前ですけど、対バンドってなった時位、勝負できな嫌なんで。

昭 : 堂々と勝負したいね。

江 : 鐵槌 VS KiM って時は勝ちに行きたいですし。そういう意味で鐵槌は、指針になってるバンドや思うんです。

昭 : なってるの?!2年ぐらい練習ちゃんと入ってないのに。

一同 笑

江 : 確かにボーカルにしたら、新鮮さが失われる事もあるので、軽く流して、台詞を這わせるだけの時は、あります。

昭 : 俺は行かないからね(笑)

江 : 僕は、スタジオ行ってメンバーと、今週何があったとか、喋るんが好きなんでね。時間の半分ぐらい喋ってますもん(笑)

昭 : うちなんて、ミヤオが是にスタジオ入ろうって言ったら「何の目的で?」って返ってきたらしい。(驚)

一同 笑

江 : いや、目的は1つでしょ(笑)

一同 笑

昭 : エガちゃんは、色んな事が、押し付けがましくなくていいよ。それはエガちゃんにある、スキルの1つだと思う。こんな音楽をやってるヤツらって、押し付けがましいのを、1番嫌うから。頭張ってやってる奴は特にね。こないだのイベント(KBSホール)は、特にそう思ったよ。ほんと、気分良く演れたから。

江 : 今、対バンしてるバンドって、大なり小なり、その街やシーンの頭やないですか。そいつらを支えている周りの人たちの事も、考えるんですよ。KiMを支えてる京都の子らもいる様に、各街やシーンにもいるやろうし。

昭 : そんなこと考えてんだー、流石だ!

江 : こないだ、人の呼び方の話になったんです。「エガちゃんはあれやなー、色々な人と喋る時に、呼び方を変えるよね!親しみを込めて呼び捨てにする時と、君付けで呼ぶ時があるよね!」て言われて。僕は、相手の地元で、相手の後輩らがいる時に、呼び捨てはしないです。その子らのボスな訳ですし、その街への敬意も払ってね。昭司さんは、ケンスケ(以前のKiM  Gu)のヤンチャぶりを、何時も許さはるんやないですか。

サシ呑み対談2

昭 : ヤンチャな奴は好きだから(笑)

江 : ケンスケが、昭司さんと戯れてて、その後ろにいる後輩の面々が、殺し屋みたいな目つきで見てる時があって、ケンスケにめっちゃ怒った事があったんすよ。そん時、逆に俺が近藤さん(壬生狼 Vo)に止められて「ケンスケは、いつもこうでしょ」って言われてね(笑)まぁでも、素直にそうやって戯れているのを見て、うらやましいと思う部分もあるんで。

昭 : できるなら、素直に戯れてたいもんね(笑)

江 : あれが一番偽ってない、自然な人との接し方やし、飾ってない姿なんで。

昭 : 気に入られなきゃ殴られるだけだから。(笑)

江 : 近藤さんは殴りますけど、ケンスケは殴られる方ですし

一同 笑

江 : けど、ケンスケはメンバーやし、殴られるのはまずいんで。KiMが、ど突かれたになるんで(笑)

昭 : ケンスケは、全くそういうの考えられないだろうし(笑)

江 : まあでも、ケンスケにはバンドやって欲しいですけどね!

昭 : 一緒にやれればよかったけど、譲り合ってやっても、良い結果が出るとは限らないから。

江 : 最近ケンスケと喋った時に、出してきた案があって、「今、KiMの体制はいいと思う、ライブもいいし。だから俺が、でかいイベントで、出たい時だけ出してくれへん」って

一同 笑

昭 : (笑)わかりやすいヤツだ。ホントに

江 : 最高なヤツですわーホンマに。そしてその答えは無理って言いましたけど(笑)

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