ファイブノー鉄平アルバム奮闘記

2020.5/2

はい来たコレや。もう1ヶ月も経ったんかいや。書く事なんかないっちゅうねん。ライブも無い。仕事もない。レコーディングもスタジオ休業中やから止まってる。こらあかんやろ。ほんで食っちゃ寝の生活繰り返してるから体重ばっか増えていきよんねん。まさにコロナ太りってやつやわ。たまったモンやないで。
「ちょ、ちょ！兄さん！何言うてはりますのん？何でも僕のせいにせんといてくださいよ！」

「何や？？お前誰やねん！！」
「僕ですか？僕はコローナ・ウィルス言いますねん。」
「なんやそのブルース・ウィルスのパチモンみたいな名前は！まあええわ、つーかお前のせいでこっちはぶくぶく太って大変や言うてんねん。」
「いやいやそれは兄さんのだらけた生活のせいやないですか。そんなん言いがかりですって。」

「お前本気で言うてんのか？？お前のせいで自粛自粛言うてどこにも行かれへんし、金も無いし大変や。そらお前が悪いやろ。」
「そんなんね、、兄さん言わしてもらいますけど、兄さんどこも行かれへんいうて毎晩こっそり呑み歩いてるやないですか！！闇営業の居酒屋やらスナックやら。」

「お前闇営業って言い方は無いんちゃうか？？戦後の闇市みたいなその言い方は具合わるいで。ほんでお前のせいで知り合いの店が大変や言うてんのに顔ぐらい出したらなあかんやろ人として。」

「それは分かりますけど、太っていくんは僕のせいちゃいますって。ほんで帰って横になってまた起きて呑んで。兄さんが自堕落な暮らししてるだけやないですか。歌詞も曲も書かんとフラフラして。こんなときこそやらなあかんのとちゃいます？」

「ちょお前誰に言うてんねんウィルスの分際で。なんでバンドの事まで言われなあかんねん。」
「だって兄さんヒマになったから曲作りが捗るしジョギングもしてパーフェクトボディ目指そうかな言うてたのに、なんもしてませんやん。ゴロゴロばっかして。起きた思うたらチンチン弄り出す始末やし、もうなんも言えませんわ。」
「お前そこまで言うか？？ちょっと調子乗りすぎちゃうか？そもそもお前のせいで世界中大変な事なってるって話やろ？？」

「僕のせいですか？？これが？？あのね、兄さん、僕かて好きでやってる訳ちゃいますねん。[地球親分]にちょっと行ってこい！言われて断れる訳ありませんやんか。そんなんみんなの親分でしょ？？そもそもが兄さんらが傍若無人な振る舞いで親分イジるもんやからそら仕方ありませんて。ほんま言うたらね、こっそり寝ときたかったですよ僕も。兄さんみたいにゴロゴロと。」

「へらず口ばっか叩きやがって。一回しばいたらなあかんみたいやなお前は。」
「ちょやめたってくださいよ。仲良うして下さいて。僕かて誰も殺したく無いですよ出来る事なら。でもね一回外に出た以上は僕らにも生活ありますから、僕らかて感染させていかな暮らしていけませんて。また地球親分にお前何しとってん？？もっと人間減らさんかいや言うてこっぴどく怒られますしね。」
「結局それやないか。お前自分の事しか考えてないのう。そんなんでよう偉そうにワシに説教たれたもんやのう。」
「自分のことしか考えてないのは兄さんらの方でしょ？？僕らの親戚らもワクチンやなんや訳のわからんもんで兄さんらにだいぶ殺されとるんですから。」
「もうええ。もう帰れ！！お前とはやっぱ分かり合えんわ。気分悪いからもう呑みにいく！！」
「ほらーー！！結局呑みにいくんやー！！
みんな自粛してんのにー。いーけないんだーいけないんだー先生に言うてやろ〜。」