⑦モッシュパートというものをどのように捉えていますか

G:やっぱり必要ですよね!バンドもお客さんも一体になって暴れて日頃の鬱憤、ストレスを爆発させるパートですから!時に揉め事や、怪我の原因となってしまう事もあるので怪我をしないように、させない様にはじゅうぶん気を付けて楽しんで頂きたいです!

T:俺的にオーディエンスを踊らせたいという事よりは自分が気持ちいいパートがモッシュパートなんすよね。別にゴリゴリなリフじゃなくてもモッシュパートは存在するし。それわかんない奴いるよね。

N:ノリの結果

⑧FOUというレーベルについて色々と語ってください

Y:3rdアルバム(Mac当時12歳)のレコ発浜松場所でKiMが出演してくれて、その後KiMとのスプリット(Mac当時13歳)と4thアルバム(Mac当時18歳)をFOUからリリースさせてもらいました。FOUは、どかっこいいライバルバンドばっかなので、5thアルバム(Mac?歳)のリリースが楽しみです!

G:兎に角、最高ですね!KIMをはじめ所属しているバンド、バンドに向けている姿勢やスタンスがうちらと近いものがあり、全バンドがライバルであるという事。江頭君の存在、行動はレーベルのボスとして、respectにつきるという事。今後あらゆるライブ、フェスでFOUの存在を示していきたいし、あらゆるバンドや人と出会い、成長していきたいですね!そんな彼らにあげるのはやっぱりヴェルタースオリジナル、なぜなら彼らもまた特別な存在だからです!

T:純粋にカッコいいと思ったKiMとスプリットを出して、FOUファミリーが徐々に増え、各バンドのリリース、活動も絶やすことなく。ここ数年でかなりいい波だと思う。一癖も二癖もあるバンドばかりだけど、俺達はマニュアル通りなヤワなハードコアとは訳が違うぜ!これから始まるコンピのツアーで更に結束が強くなるんじゃないかな?かましたるぜFOUって感じ。

⑨これまで辿ってこられた約20年以上にもおよぶハードコアやパンクの世界、どのような変化があったか

T:良くも悪くも便利になった。これに尽きる。

G:これまた壮大な質問ありがとうございます!ハードコア、PUNK のシーンについてどうのと言えるようなバンドでも、人間でもないのですが…。自分は浜松でG-SIDEってライブハウスをやっていて色んなバンドが表現をする場所を提供している事もあり感じる事は、SNSの普及でライブの告知や宣伝、配信などによって手軽にバンドを知ることが出来る時代になりとても便利になってきた一方で、バンドを簡単にチェック出来てしまうためライブに足を運ばずしてバンドの良し悪しを判断してしまう傾向にあるのではと。スマホからは伝わらない臨場感、ピリピリした空気感、爆音によってやっと良さが発揮されるのが、ハードコア、パンクだと思ってます!どんなところかなって興味本意で行ってみたら酷い目にあったり、興味なかった人が友達に連れられて行ってみたらメチャメチャはまったり、他のジャンルでもライブってそうだと思うんですが、ハードコアやパンクってさらにそういうのが強いんじゃないかと思います!僕らが靴の中に金隠して行ってた頃に比べたら全然安全に誰でも楽しめるシーンになって来てるんじゃないかなと思います!自分勝手に人に迷惑かけたり絡んだりしなければ酷いことなんてされないし、最高の現実逃避の空間ですよ!

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⑩地元浜松の今昔物語

T:酒の席で話しまーす!

⑪トクさんは特に「現役」バンドへのこだわりが強いと思いますが、その理由について

T:何でもそうだけど、やってない奴、やらない奴には発言権はないし、ちゃんとやってる奴しか興味ない。デカいイベントにだけ久々に現れたりするバンドも吐き気がする。俺、1ヵ月ライブないと不安でしょうがないもん。置いてかれた感で。歳食うと仕事や家庭、色々あるけど、やれない言い訳を見つけるより、やる理由を常に考えろって思う。勿論、ただ長くやってるだけじゃダメだけどね。常にフレッシュで何かを残してかなきゃいけないのが大前提。上には上がいるからまだまだ止まれない。それだけかな。

⑫ジャンル問わず、今注目しているバンドやアーティスト

M:自分と歳の近い東京のHOTVOXですね!一回ライブを見に行きましたがめちゃくちゃかっこよかったです!

T:海外のバンドで最近良かったのはTHREE KNEE DEEPくらいかな。結局は古いのがしっくりくるんだよな。AGENTS OF MAN、E-TOWN、SCOND TO NONE(NJ)とかいいよね。最近のHIP HOPだと舐達麻は良かったな~。SIMON JAPも好き。あとA-THUG最高!パケジパケジ!

⑬幅広いジャンルやメンツでイベントを組んだりしていますが、その意図について。またモデルにしているイベントなどはありますか

G:幅広いジャンルとは思っていません。各バンドに個性があって、ハードコアと一言で言ってもいろんなサウンドがあるしスタイルがありますから。刺激を与えてもらえるバンド、かっこいいなーって思えるバンドとやりたい!浜松でのイベントで言えばこんなかっこいいバンド居るんだぜ!こんなバンドと繋がったぜ!って、浜松の皆んなに見せてあげたいってのもあるし!

T:それぞれのシーンでカッコいい人と繋がりたいだけ。バンドの良し悪しも重要だけど、最近は人間に惹かれるって事の方が増えたかも。 #カッコいい人と繋がりたい

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⑭ハードコアやパンクといった音楽や、いまの活動を取り巻く環境などに思うことや言いたいことなど

T:俺なんかいつまで経っても中二病だから、パンクもハードコアも見た目も凄く重要って思ってる。古臭い考えだけど、生き方だとかそういうのも含めてカッコいいかどうか。なんだろ?演奏上手くても、曲カッコ良くても見た目が普通とかあれじゃん?ライブ見ててグッと来なくない?不良じゃなくてもバンドはできる!って意見も当然あるけど、俺はそういうのを見て育ってきたから。不良至上主義じゃないけどさ、ピカピカの良品より醜い不良品の方がカッコいいって思っちゃうんだよな~。

G:ハードコア、パンクのシーンや環境についてどうのと言うのも難しいですね!まず、自分達がハードコアバンドでいられるか、ハードコアバンドとして認めてもらえるかで精一杯ですから!環境が気に入らなければ自分達で変えていかなきゃいけないし、文句言っても変わらないし、まだまだ発展途上ですから!

⑮今後の活動について

G:手を抜かず、謙虚に、貪欲に!

T:今まで人生の半分以上をバンドに捧げてきたけど、まだまだやりたい事、やり残した事がたくさんなんすよね。色んなものも犠牲にしてきたし。ここまで来たら戻る道は無いし。って、ハナから片道切符しか持ってきてなかったんだけど。いいもの作って、いいライブして、体が動く限りはステージに上がり続けて、美味い酒飲んで死ねればと思います。


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