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江頭 テツヤとこうやって飲むの、もう何回目やろ?
テツヤ でもゆっくりはないですよねー。
江頭 実はあまり飲みに行くことが少ないから、テツヤと飲みに行くのは多い方やで。今年で言うなら、テツヤの大好きな鉄平(FIVENO RISK)よりも多いし(笑)
テツヤ 鉄平君は…大好きです。
一同笑
江頭 まあテツヤはちょいちょい京都に来てくれるのもあるから、一緒に飲む機会もあるけどな。でも俺がバンドマンで一番飲みに行くんはJJ(KiM Gu)が多いな。
テツヤ 俺も去年はJJが多かったですね。
江頭 JJっていいキャラやし善人やん?善人やと思わへん?
テツヤ 思いませんっ!
一同笑
テツヤ 善人だけど善人じゃないって感じ。表現難しいですけどちゃんと人間らしいって事ですかね。
江頭 確かに。JJの安心できる最大の理由はそのらしさってゆうか善人ぶらない部分やな。
テツヤ 優ちゃん(KiM WB)もそうじゃないですか?
江頭 優はなーちょいちょい善人ぶりよんねん。ばれるんやけどな。
一同笑
江頭 まあ年齢離れてるし世代間ってのもあるけど、出会いは優が10代でバンド本格的に始める時、JJはバンドマン同士として出会ってる。優とは子弟関係みたいな部分もあるからその差はあるかもね。
テツヤ 俺にとっては、JJと優ちゃんは有数の仲いいバンドマンです!
江頭 じゃあ鉄平とJJならどっちが仲いいの?
テツヤ 、 、 、テッペイクン。
江頭 テツヤはちゃんと善人の仮面を被れる男やな。仮面が歪んでないわ。
一同笑
テツヤ 鉄平君はTHRHがFRONT OF UNIONから音源出すって決まった時に、個人的に「やっとやな!!」って連絡くれったっす。
江頭 でもホンマにやっとやな。出会ってから結構経つし、あくまでテツヤ自身との付き合いでつるんで遊んでるって形やったし。
テツヤ 4,5年は経ってますね。
江頭 THRHの噂自体もっと前から聞いてたし、周りでもTシャツ着てる奴が増えていってた。俺自身40歳なる前位に、自分らでやってる世代と次の世代でやっていきたいなってアンテナ立ててた時で、そこからちょっと時間は掛かったけど最初からいいイメージで出会えたと思うわ。
テツヤ ここまで続けてきて良い人振る訳じゃないですけど、自分的には失敗も後悔もありますし、辞めていったメンバーに申し訳ないなって思う気持ちめちゃくちゃありますけどね。今は辞めたメンバーとも別の形で会ったり対バンもしたいなと。
江頭 真面目やなー
テツヤ 真面目がキーワードですよ!!
一同笑
江頭 テツヤもやけど関東のバンドのイメージにドロドロした部分ってあんまり感じひんねんなー。関西ってそこを結構、出すバンドが多いから。それ出すからどないやんねんって思う部分でもあるんやけど(笑)
テツヤ やってるから気付かないのかもしれないんですけどね。でも前までは周りの反応と自分の思ってる事のギャップが凄くあったんですよ。ここ最近は伝わる様になったし、伝えられる様になってきたのかなあとは思います。
江頭 まあでもTHRHが古典的な事しか出来ひんバンドやったら声掛けてなかったわ。
テツヤ 以前話した事なんですけど、江頭さんはお客さんの盛り上がりも意識して曲作ってるって。俺らもソウ君(ex.THRH Vo,QUESTRAKT)が居た時は盛り上がりを意識して作る部分も出てきてたんですけど。今回のアルバムは原点回帰でコーラスとか極力減らしましたね。その分、言葉は聞こえやすくなったかなと。
江頭 以前は曲の中の楽器の一つみたいなボーカルスタイルで聴こえてたんが、今回のアルバムはそのスタイルの良さも踏まえつつ、ポイントにきっちりとした言葉が聴こえるやん。明らかに今までの作品と違ってコーラスで聴かすんじゃなくボーカリストとして出せてるのが一番変わった部分やんな。
テツヤ それこそ周りのバンド、KiMやFIVE NO RISKが近くにいたのも大きいですね。特にFIVE NO RISKが歌ものが増える中、今回のアルバム「クラヤミノメダマ」はやられましたね。めちゃめちゃカッコいいです。
江頭 悔しいけど、あれは来たよな!!1曲目はここ数年,鉄平がやろうとしてた事の1つの集大成的な感じで、節目になる作品やと思うわ。
テツヤ それを鉄平君に言うと、良いって言ってくれたんはお前と水田さん(EX-C Gu)だけやーって言うんですよ。
江頭 また俺の意見無かった事にしとるー(笑)なんでか知らんけど、音楽的見解の話になった時、俺の意見は無かった事にしよんねん。何年やってる思うねん、しかもレーベルオーナーやで。
一同笑
テツヤ そう、あの曲は、カッコいいってだけじゃないですもんね。
江頭 FIVE NO RISKは色々チャレンジし続けるバンドやしその中でチャレンジを自分らの力量が超えた作品。望んでた世界に辿り着いた曲やと思うねん。いい事言うやろ?これでも鉄平は俺の言葉を省きよんねん。
テツヤ じゃあこれは僕らTHRHのインタビューですけど、ちゃんと載せましょう。ジャケット画像も載せて。
一同笑
江頭 今回準備段階の時はまだこの状況下ではなかったけど、途中から世の中が変化していく中アルバムが出てツアーするってなって現状やん。バンド的には大きな変化ってある?
テツヤ 俺たちは全くないっす!俺たちはこの状況下で配信ライブも、ステージ前にビニールを垂らしてのライブも、依然同様の密になるライブも経験しました。椅子を出してのライブを見に行ったりもしました。だけど、これだからやりたくないってのはメンバー全員なかったです。理屈じゃなくやってみてどうかってバンドなんで。結果は元通りの方がいいですけどね。
江頭 KiMも配信ライブの話はあったけどお客さんのレスポンスがない状態で、俺自身が燃える価値を見出せへんかってん。やるんやったらこうしようってシュミレーションもしたけど、結局熱量が維持できひんような状態のライブはできひんから配信ライブはやらんかった。
テツヤ 後、バンドの考え方なんですけど俺らは仕事も一生懸命したいなあと。仕事で誰か来れない、ヘルプでやるか、ってのも有りなんすよ。
江頭 若い時は仕事をやりながらバンドなんて無理みたいな勘違いしてた部分があってんけど、実はハードコアやりながら仕事ってもの凄く循環できんねんな。KiMが初期の頃から変わった部分は俺がその感覚を持った事やな。実際、ホンマに仕事せえへん時期もあったし(苦笑)けどその循環しない状況下やと視野が狭いから歌詞が薄っぺらくなんねん。俺自身が誰に歌ってるんて地元の事やったり不良の少年らの事やん。その子たちの心情がリンクしてへんかぎり届く訳ないしな。人間社会のしがらみの中で家族や仲間を守るって感覚が労働が絡んでなかったら満たせないやろうし、そんな奴のセリフに何の重みも無い。振り返った時にぺらぺらやったって気付いてんな。
テツヤ その感覚は俺も同じですね。
江頭 当時はフロア側とステージ側で分け隔ててて考えてた部分があって。
けどさっきも話したけど、フロア側のレスポンスが無いとライブが成立せえへんって早い時期に気付けて良かったと思うわ。
テツヤ えがさんはフロアにいる時、1リスナーでいたいって感じしますよね!
江頭 そやな。バンバン行きたい派やわ。フロア、ステージ分け隔て無し。どちらが特別とかはないけど、俺にとってはステージに上がるんは特別。けど特別やけど特権ではないねん。全て皆同じ所に居るのにそれでもフロアじゃあなくステージに上がりたいって特別感。それは偉くもなけりゃ凄くもないから特権では無いねん。それで何かを許される事はない。
テツヤ 本当にそう思うので、今のコメント、僕に置き換えて貰えますかね。
一同笑
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