BEYOND HATE|過去現在未来のBEYOND HATEについて、あらためてその魅力について探り直してみた。

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浜松ハードコア!ドッシリと腰を据えたベテランの風格と、2019年のトレンドも決して無視することなく、あらゆるジャンルを飲み込んで現在進行形を更新し続けるフレッシュ感を備えた、国内のハードコアにおいても類稀なバンドである。結成当初から時期や作品ごとで様々なスタイルを提示するたびに話題を巻き起こしてきたが、それはそのどれもが抜群のセンスと説得力を発揮してきた証でもある。また、ライブでみせるタフでアグレッシブなパフォーマンスと内にも外にも溢れ出まくる男気は、もはや色気までも感じさせるレベルであり、老若男女その魅力に打ちのめされること間違いナシだ。今回のコンピにあわせたインタビューでは、過去現在未来のBEYOND HATEについて、あらためてその魅力について探り直してみた。


①今回のコンピ、収録曲について

Vo. TOK(以下 T): TRAGEDYって新曲と1stアルバムの曲を再録しました。ずっと封印してきた1stの曲を現代に蘇らせたのは、再びツインギターになってライブで再現できるようになったってのと、1stやってた頃に一緒にやってた奴らともまたやりたいし、そういう奴らにもFOUコンピを聴いてFOUのバンドを知ってもらいたいってとこすね。上手いこと相乗効果あれば本望です。

Gt. GASHI(以下 G):僕個人では、思いついて弾きたいギターソロが自分のスキルと伴わず苦労しましたね!笑

T:毎回ガシのレコーディングが長すぎるんだよw

Gt. Mac(以下 M):dirty eyez childrenは自分が生まれた頃の曲で、この曲をrecできるのはすごく不思議な感覚でした。新曲のTRAGEDYはスタジオで作っていく中でGASHIさんが考えたリフがかっこよすぎて頭から離れなくなり、ギターを触るときはまずこの曲を弾きます!

Dr. NAOLOW(以下 N):僕は3rdからのメンバーなので、dirty eyez childrenという既に作品として完成してる曲を再録というのは色々と苦労しました。

②これまでの沿革

T:俺は元々STANDING POINTってバンドでギターしてました。ガシもヘルプで一時期ギター弾いてましたね。STATE CRAFTとsplit出した後に解散。当時としてはマニアックなNEW SCHOOLサウンドをやってたかな。UNBROKEN、MEAN SEASONとかSwedenのNEW SCHOOLバンドを意識してた。で、ボーカルもやりたかった俺はスタポイと並行してEVERLASTINGっていうのを始めて。確かライブは1回やったな。それがBEYOND HATEの前身だったっす。

G:長くやっているバンドはわりとそうだと思うけど、元々は別のバンドやってた所からの合体でスタートでした。トクさんはstanding  pointで、俺とユウチャはライブの度にボーカルが変わったりバンド名が変わったり、なかなか自分達がやりたい事が上手く出せてないような状態のバンドをやってて。standing point解散後、意気投合しての合体。その後ドラムが脱退し、何度かドラム、もう1人のギターもメンバーチェンジなど経て今に至るわけです!20年やってきて今やれてるメンバーは特別な存在だと感じました!

③新メンバーが入って幅広い年齢差のメンバー構成になりましたが、思うところについて

G:マック加入については、タイミングとか色々良いものが重なった感もありますね。豊橋のsludgeのドラム尾藤からの紹介で会う事になったんですが、会って話してみたら、僕らの事もちゃんと知っていてお客さんで来てたり、ハードコアのバンドが好きだったり。とにかく話が早かったですね!彼にあげたいのはやっぱりヴェルタース オリジナル、何故なら彼もまた特別な存在だからです!

Ba. YOUKI(以下 Y):Mac(21歳)が入って幅広い年齢差のメンバー構成になりましたが、思うところについてツインギターにしたきっかけが実は他にあるけど、それは時期が来たらまた話します笑。Macと初顔合わせの時に100%って曲を弾けるか聞いたら90%ならイケますって。初対面から好感が持てる青年で、印象はエガさんと大谷翔平に似てるいい男。今回の再録はMacが生まれた頃の曲なので感慨深いです。あの頃の俺達より上手いし…。

M:ライブを見に行ったことはありましたが加入するまで誰とも話したことがなく…。今だから言えますが、最初は怖いイメージしかありませんでした!笑 加入後はウェルカムに迎えてくれて大好きで憧れの方々です!

T:気づけば俺達もオッサンになってたんで若い風を入れたかったのと、身近なとこからより全然知らないとこから見つけて活動の幅を広げたかったってのが大きいすね。彼とは20歳以上離れとるでねwあと、マックはイケメンなんで正直嫉妬してる。これからどのように汚していこうか考えています。いい意味で汚れてほしいなw

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④音やスタイルの変化について

T:俺達に音やスタイルの変化を聞くのは愚問だぜ?(笑)これは俺達だからやれる事だし、最近のライブは1stから4thまで入れてやってるけどどう?トータルして違和感なくやってるでしょ?強いて言うなら、常に新しい試みに挑戦する姿勢は1stから変わらない。

G:変化?あなた失礼ですね!進化と言っていただきたい!笑 ニュースクールと呼ばれていたメタリックサウンド、NYハードコアの影響を強く受けていた1st、2nd時代から、あらゆるジャンルのバンドとの対バンや、出会いによって影響受け、取り入れたいテイストを加えていったり、またそれに寄っていったりその時その時に最高に気持ちいい曲を、ライブをと考えて作りあげて来ました!今思えばそれら全てがBEYOND HATEのサウンドであり、BEYOND HATEスタイルとなってきたんだなと!だから、変化ではなく進化であったり、成長なのです!これからも、進化、成長を目指します!

⑤バンドに影響を与えるキッカケとなったバンドを教えて下さい

T:俺的にNYHCは常に根底にあって、1stはAFTERSHOCK、AT THE GATESかな。2ndはBLOOD FOR BLOODとNYHC全般。特にDMS、IDS系のバンド。3rdの頃は鐵槌はじめ日本のスキンズと海外のスキンズ。

G:僕的には、いい意味でも、悪い意味でも今までに対バンしたバンド全てが影響を与えてくれています!サウンド、曲作りの点では、BLOOD FOR BLOOD、RAMALLAH等、White trash Robは外せませんね!むしろ彼になりたいと思ったぐらいです!笑 僕がやりたい曲、サウンドを先にやられたって感じですかね!笑

T:WHITE TRASH ROBは間違いねーな!

⑥近しいジャンルの中でも際立って音がストロングで大きいと感じています。音作りなどで意識していることはありますか

G:音作りで個人的にこだわっていたのが、ギターアンプは会場の物を借りて、どこであってもギターの音でシビレさすってのをこだわっていたのですが、遂に先日HARD OFFでこれじゃなきゃヤダってアンプと出会ってしまって。何回かHしてるんだけどまだ完全には乗りこなせてないですね!

N:ノリ

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