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江頭:鐵槌は同時進行で、配信と「物」としてはレコードなんですよね。

昭司:そうだね。今は配信がシェアを占めてる訳だし、選択肢として、音楽を聴くだけなら歩きながらでもいいんじゃないかな。

(※11月11日に「日本狼」フルアルバムと「陰獣」シングルを配信予定)

昭司:アイテムとしては、俺はやっぱりCDよりはバイナル(レコード)の方が好き。CDでもバイナルでも、プレイヤーが無いと聴けない訳だけど、それがCDなら車でも、バイナルなら家で聴く。特にレコードはその時間を準備して針を落とすって作業が、儀式みたいな心構えで聴くと、より理解して愉しめると思うんだよね。

江頭:針を落としてじっくり聴いてもらう。深く愉しんでもらうには、確かに良いツールなんですけどね!だけどツアーとなると、やはりライブがメインで動く僕たちには、CDが糧になるんで。

昭司:次のアルバムは何時出すの?

江頭:狙ってるのは来年です!4月でスプリットのツアーファイナルやって、同時進行で曲作りもしてます。ファイナルが終わればレコードディングの準備に入るつもりです。

昭司:流石、KiMですな(笑)

江頭:鐵槌の次のリリースは?

昭司:次はオムニバス。

江頭:T.J.MAXX仕切りのオムニバスですね!

(※FOUからはBEYOND HATEが参加)

昭司:そうそう。その曲を年末にレコーディングするんだわ。今回やってみて気付いたけど、期限付きで曲作るのは苦手みたい。やっぱり、自由勝手に作るのが性に合ってるみたい(照笑)KiMはどういう作品(アルバム)を作るの?

江頭:今までは、押して押して押しまくるアルバムしか作ってなかったんで、メンバー3人、僕を含め加老戸(Dr)、洋二(Gu)が46歳で若手2人も40間近、少し引いたって表現は違うんですけど、無闇に速くするとか、やたら凶暴性剥き出しにするんじゃなく、自分の思いをエイトビート乗せた、パンクロックの原点みたいなシンプルなフレーズが、ちょっとはサマになるんじゃあないかなと思ってるんですよ。自然体な感じを作品にできたらと。何時も気負ってしまって、血管ブチ切れるんちゃうかって感じでレコーディングしてるんで!

昭司:そういう引きの部分もいいと思う。押しまくるのはできる訳だし、引いてみたりすると、色々見えたり分かったりするんだよね。

江頭:今回の鐵槌のアルバムを聴いてしまったのもあるんですよ。俺らも振り幅見せたろうや、やってみたらできるかもって心境になったのは(笑)

昭司:まあ今回のアルバム「士」(さぶらい)は振り幅って言うか、洒落を利かせて愉しみたかったんだよね。ガチガチに造るのもいいけど、やっぱり遊びも必要。そういうコンセプトがあったから。

※ 鐵槌 NEW ALBUM「士」(さぶらい)に付いて詳しく語られているインタビューはコチラから↓

https://diwmac.wixsite.com/sledgehammer-saburai/interview

江頭:年齢を重ね、キャリアを積んだものを活かした作品を作りたいですね。今回の鐵槌のアルバムは、それを沢山感じれたのと、昭司さんも含めて、メンバー全員の魅力が出てるアルバムだと思いました。以前のアルバム「日本狼」に関しては破壊力重視の、押せ押せの頂点に達してましたもんね。

昭司:あのアルバム(日本狼)は、俺とロクちゃん(鐵槌 前Gu)しか、全面に出てなかったから

一同笑

江頭:あのアルバムは、それで押し通すっていうあの破壊力が、俺ら世代は痺れたんですよね!

昭司:次の年(2000年)にノストラダムスの予言で、地球は滅亡するっていうのがあって、その勢いも相まってできた作品かな(笑)

江頭:最初に鐵槌を聴いたのは「狼の宴」からで、関西のシーンと少し違う様相にも惹かれましたね!けど、それとはまた違う破壊力も兼ね備えた「日本狼」っていうアルバムに出会ってなかったら、もっと純粋なパンクしかやらなかったかもしれないです。あの作品は、色んなバンドに影響を与えたと思いますよ。

昭司:色んな形があっていいと思う。毎回違った内容を、提示するのもいいんじゃないかな。

江頭:僕もベテランになりつつあるんで、次の作品はって考えると、振り幅〜とか、洒落を効かせた〜とか、なんだかんだ鐵槌に影響受けまくってますね!

昭司:出すのは奥行きだよ。奥行きー(笑笑)

江頭:自分が辿って来た道に、裏打ちされたモノが形として出てくる訳で。チャレンジはしますけど、、

結果、、、

押せ押せのアルバムになるかもしれませんけどネ‼︎

一同笑

江頭:バンドは現行の曲がイケてるのかが、やはり重要。でもお客さんは昔の曲を求めるんですけどね!しかしアルバムツアー初日、EARTHDOM(新大久保)のセットリスト見て、全部アルバムの曲だったのはやられましたね。

昭司:とりあえずは全部演りましょうよって形。いずれ演らない曲も出てくる訳だし。

江頭:大丈夫なのかなと思いましたけど、蓋を開ければ流石の一言でした。

昭司:11月の京都は、色々考えてセットリスト組むから。楽しみにしといて下さい。

江頭:実際、鐵槌はワンマンだろうが2マンだろうが、それでライブは成立するしお客さんも満足する、困る事が無いじゃあないですか。でも結構僕が色んな町でライブやりましょうって誘っても、面白がって一緒に行ってくれたりするんで、意外だったです。

昭司:それ結構、重要な事で自分らと違うモノを加えて、また新たに変われるっていうか、、、ずっと同じ所に留まっていると濁ってくるんだよ。同じ所をぐるぐる回ってるだけ、繰り返しだけではつまらないから。

江頭:世代は違うのに、ノリが萎えてないっていうか「獰猛な」感じって言えばいいですかね(笑)その姿勢を見ていて、俺もこう在るべき、在りたいと思ったんですよね。

昭司:バンドって、愉しむ事を一番真ん中に置いて考えたら、いいバンド、カッコいいバンド、面白そうな企画、そういう中で心躍る様な事がしたい訳だから、そこで壁作ってもしょうがないからね。

江頭:ある程度のキャリアを積むとそういうのには、、、ってバンドもいるじゃあないですか。

昭司:そういう奴等は、そこで腐ってけばいいだよ。朽ちていけば。

江頭:その台詞、次のアルバムの歌詞に使わせていただきますぅ〜

一同笑

江頭:元々、好きで憧れてフロアから観ていたバンドと、一回対バンできた喜びだけでなく、その先の場面を一緒に描けるとは思ってなかったんですよ。キャリアを積んでデカ看板あるバンドが、俺らの地元でハードコアバンド集めるから、ゲストで出演お願いしたら「面白そうだし、出るわ」って、今までには無かった感覚なんですよね。

昭司:看板なんて言ったって、ただそこに在るだけで使わずにいたら古くなるだけじゃん。

江頭:え〜この台詞も、パクらせていただきますぅ

昭司:パクる為のインタビューかよ〜

一同笑

昭司:まあ外から見てるだけじゃ あ分からないからね。

江頭:一歩踏み込んで付き合ってみないと、分からない事が沢山ありますね。イメージだけで知った気になるんでなくて、良くも悪くも踏み込んでから知るって事が重要ですね。

【後編へ続く】



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鐵槌

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